No.1960 (ランダム表示)
かかりっぱなしだったえねちけーで、生きるを見た。
身内よりも職場の人間が出しゃばる最悪な葬式なんじゃねえかなと思いもしたけれども、娯楽を知らずに人生を閉じようとしていたオジサンが、楽しむ喜びを知り残す意義に目覚め、すべてをやりきってこの世を後にする、とんでもない話だった。
モノローグがじゃまにならないのも、すごい。
当時の自分では咀嚼できなかったと思うので、今で良かった。
庵野監督のシンエヴァ以降の画作りの模索とか見たあとなので、作り込みたい絵がまずあったうえで、そこに向かってゆく映像美だなと考えたりした。
残された人の葛藤は残された人のもので、遺構が残されてもなお、変えられない事実への苦悩で締める、そこそこ救いのない話だった。
駄目なところは駄目なまま、解決されるはずのない問題は解決されないまま、現実を残して、現実に帰らせるのは上手い手法だなあと改めて感じたりもした。
面白かった! と手を打って喜ぶ話ではなかったけれども、主人公の戸惑いとか苦悩とか、描き方の面白い映画だった。
#映画
身内よりも職場の人間が出しゃばる最悪な葬式なんじゃねえかなと思いもしたけれども、娯楽を知らずに人生を閉じようとしていたオジサンが、楽しむ喜びを知り残す意義に目覚め、すべてをやりきってこの世を後にする、とんでもない話だった。
モノローグがじゃまにならないのも、すごい。
当時の自分では咀嚼できなかったと思うので、今で良かった。
庵野監督のシンエヴァ以降の画作りの模索とか見たあとなので、作り込みたい絵がまずあったうえで、そこに向かってゆく映像美だなと考えたりした。
残された人の葛藤は残された人のもので、遺構が残されてもなお、変えられない事実への苦悩で締める、そこそこ救いのない話だった。
駄目なところは駄目なまま、解決されるはずのない問題は解決されないまま、現実を残して、現実に帰らせるのは上手い手法だなあと改めて感じたりもした。
面白かった! と手を打って喜ぶ話ではなかったけれども、主人公の戸惑いとか苦悩とか、描き方の面白い映画だった。
#映画