オープニング。
***お題提供:365Themes***
□365 Themes Ver.1□
〜創造者への365題〜
本小編。
本小的『断片』の集合体。
先頭から。思いつくままに。
とりあえず、始動。
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1 ほおづえついて
ぼんやりと、外を見る。
それがいつの間に日常になったのか。
何も変わらないと感じるくらい、当たり前のように。
階下を歩くその人は、決まった時間にそこを通り過ぎ。
そうして、そう、決まった時刻に。
いつものとおり、玄関のドアが叩かれる。
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2 秘密
始まってしまったその時から、共有する罪悪感。
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3 再会
見つけてしまった一枚の写真と、定刻どおり聞こえてくる階段の音。
それを隠す必要も、そうしてわざわざ彼女の前に用意する必要も。
そんなものはないはずなのに、呆れるほど動揺した。
何度か息をついて、それでもそれを隠してしまうことが出来ず。
結局、ポケットに突っ込んだまま、いつものように玄関を開けてしまった。
彼女にその人を見たことはない。似ていないわけでもない。
けれど、それが全てだったわけでもない。
それが、揺らぐ。
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4 好き
感情とは無縁の関係。
それが、前提。
さて、だとするならば。
この状態はなんと形容するべきなのか。
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